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注目度 高
FireblocksCEOが語る円ステーブルコインの国際競争力と日本の課題
Yahoo!ファイナンス2026年5月10日
サマリー
FireblocksのCEOであるマイケル・シャウロフ氏は、デジタル資産が投機対象から金融インフラへと変化する中で、ステーブルコインとトークン化資産の存在感が高まっていると指摘しました。日本はステーブルコインの法整備では先行したものの、実装と普及においては米欧に後れを取っていると述べ、円建てステーブルコインが国際的な流動性を確保できなければ、デジタル決済における円の存在感が低下するリスクがあると警鐘を鳴らしています。
解説
Fireblocksの共同創業者兼CEOであるマイケル・シャウロフ氏は、デジタル資産市場の「地殻変動」について言及し、金融機関がステーブルコインや現実資産(RWA)のトークン化を目的としてオンチェーンに参入している現状を説明しました。日本はステーブルコインの法整備を早期に進めた国の一つであるものの、米国や欧州と比較して実装と普及が遅れていると指摘しています。シャウロフ氏は、日本の規制環境がドル建てステーブルコインの国内利用を難しくしており、これが普及の障壁になっているとの見解を示しました。また、円建てステーブルコインが世界で意味のある存在になるためには、国際的な流動性と採用を確保する必要があるとし、対応が遅れればグローバルなデジタル決済における円のプレゼンスが低下するリスクがあると述べています。Fireblocksは、ステーブルコインやデジタル資産を採用する企業向けに、ウォレット生成、資産保管、送金、アセットオーケストレーションなどのインフラを提供していると説明しました。トークン化預金とステーブルコインについては、一部は重なるが、トークン化預金には銀行内部に限定される構造的な制約がある一方、ステーブルコインはよりオープンな設計であると解説しています。
日本市場への影響
本記事は、日本のステーブルコインに関する現状と課題、そして将来的な国際競争力について言及しています。日本はステーブルコインの法整備で先行したものの、実際の普及と実装では米欧に遅れを取っているという指摘は、国内の金融機関や企業がデジタル資産戦略を検討する上で重要な示唆を与えます。特に、ドル建てステーブルコインの利用制限が国内での主要ユースケースの流動性アクセスを制約しているという点は、今後の規制緩和や制度設計において考慮すべき課題です。円建てステーブルコインの国際的な流動性確保の重要性が強調されており、これは日本円の国際的な地位を維持・向上させるためにも、国内の金融インフラ整備や国際連携が求められることを示しています。
元記事
円ステーブルコインは世界で戦えるか──FireblocksCEOが語る、日本の勝機と次の金融インフラ【取材】(NADA NEWS) - Yahoo!ファイナンス
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