Kraken親会社Payward、Bitnomial買収で米デリバティブ市場強化へ
市場動向
注目度 高

Kraken親会社Payward、Bitnomial買収で米デリバティブ市場強化へ

CoinDesk Japan2026年4月17日

サマリー

暗号資産取引所Krakenを運営するPaywardは、米国のデジタル資産向けデリバティブ企業Bitnomialを最大5億5000万ドルで買収することに合意しました。Bitnomialは、米商品先物取引委員会(CFTC)の全ライセンスを取得した初の暗号資産ネイティブのデリバティブ企業です。この買収により、PaywardはBitnomialの規制認可インフラを活用し、米国におけるデリバティブ取引基盤を強化する狙いです。

解説

Krakenを展開するPaywardは、米国のデジタル資産向けデリバティブ企業Bitnomialを最大5億5000万ドル(約850億円)で買収することに合意したと発表しました。この取引はPaywardの企業価値を約200億ドルと評価し、2026年前半に完了する見込みです。Bitnomialは、米商品先物取引委員会(CFTC)から必要なすべてのライセンスを取得した、米国内初の暗号資産ネイティブのフルスタック・デリバティブ企業です。同社は取引所、清算機関、ブローカーの機能を一体化した規制基盤を10年以上かけて構築してきました。Paywardは、このBitnomialのCFTC認可インフラを、自社のグローバルな顧客基盤やKrakenなどのプロダクト群と組み合わせることで、米国における高度に規制されたデリバティブ取引基盤の構築を目指しています。Bitnomialはこれまで、米国初の暗号資産ベースの無期限先物や、CFTC規制下での暗号資産担保、ネイティブな暗号資産決済機能などを実現し、現物、先物、オプション、パーペチュアルを統合した取引基盤が特徴です。この買収は、PaywardのB2Bインフラ事業である「Payward Services」にも展開をもたらし、金融機関などが単一のAPI統合を通じて米国規制下のデリバティブ商品を顧客に提供できるようになります。

日本市場への影響

本記事は海外の動向を扱っており、日本市場への直接的な言及はありません。しかし、暗号資産取引所Krakenの親会社であるPaywardが、米国で規制されたデリバティブ市場への参入を強化することは、グローバルな暗号資産市場における大手取引所の競争戦略に影響を与える可能性があります。米国市場での規制準拠型デリバティブ商品の拡充は、世界の暗号資産取引の動向に影響を及ぼす可能性があり、間接的に日本市場の参加者にとっても注目すべき動向です。

元記事

Kraken親会社のPayward、Bitnomialを買収へ──CFTCライセンス基盤で米デリバティブ市場を強化

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