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注目度 高
デジタルプラットフォーマーが電力取引向けブロックチェーン特許取得
新経済2026年4月30日
サマリー
デジタルプラットフォーマーは、P2P型電力取引を可能にするブロックチェーン技術関連の発明について特許を取得しました。この技術は、電力量に応じて「グリーンコイン」を生成し、電力を「時間制約付きデジタルアセット」として扱います。これにより、電力消費のリアルタイム性を担保し、需給バランスを維持する「同時同量」に対応できるとしています。
解説
デジタルプラットフォーマー(DP)は4月23日、P2P型電力取引を可能にするブロックチェーン技術に関する特許(特許第7850426号)を取得したと発表しました。この発明の名称は「電力取引システム、電力取引方法及びプログラム」です。この技術では、電力を「時間制約付きデジタルアセット」として扱い、再生可能エネルギーの発電量に応じて「グリーンコイン」という仮想コインを生成します。各グリーンコインには生成時刻(タイムスタンプ)が付与され、一定時間経過後に自動的に無効化される仕組みです。これにより、電力インフラ特有の制約である「同時同量」に対応し、電力需給バランスを維持できると説明しています。また、発電種別や場所、コストなどの情報がブロックチェーン上に記録され、電力のトレーサビリティが可視化されます。グリーンコインの価値は、需給状況、時間、距離などに応じて変動する仕組みも備わっています。同社は今後、この特許を基盤として、グリーンエネルギーのトレーサビリティ、地域エネルギーDAO、電力と金融の融合(トークン化資産)、分散型インフラとしてのエネルギープラットフォームの社会実装を推進する方針です。デジタルプラットフォーマーは3月6日、再生可能エネルギー証書のトレーサビリティ基盤「GRPL(Green Power Ledger)」をJFIIP(Japan Financial Infrastructure Innovation Program)で発表し、3位に入賞しています。GRPLは、XRPL(XRP Ledger)を用いてエネルギー証書の発行から最終償却までの履歴を記録・管理する仕組みです。
日本市場への影響
本記事は日本企業であるデジタルプラットフォーマーの国内での特許取得に関するニュースです。同社が開発するブロックチェーン技術は、電力の需給バランス調整やグリーンエネルギーのトレーサビリティ向上に貢献する可能性があります。特に、再生可能エネルギーの拡大に伴う「同時同量」の課題解決に資する技術であり、日本のエネルギーインフラにおけるブロックチェーン技術の活用推進に影響を与える可能性があります。また、電力と金融の融合によるトークン化資産の社会実装は、日本国内での新たな金融サービスの創出にもつながる可能性があります。
元記事
デジタルプラットフォーマー、電力取引向けブロックチェーン技術の特許取得。電力量に紐づくコイン生成で需給制御へ
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