ステーブルコインのアウトフローがビットコインの上値を抑制
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ステーブルコインのアウトフローがビットコインの上値を抑制

CoinDesk Japan2026年4月28日

サマリー

暗号資産市場において、ERC20ベースのステーブルコインの大規模な取引所からの引き出しが過去最高水準に達しました。これは大口投資家が積極的な買いを控えていることを示唆し、ビットコインの買い圧力を減少させる要因となっています。一方で、ステーブルコインのアクティブアドレスは増加しており、市場参加者自体は拡大している状況です。

解説

Crypto QuantのアナリストであるCryptoOnchain氏によると、「Stablecoins(ERC20):Exchange Outflow(Top10)」が過去最高水準に到達しました。この指標は、取引所からの大規模なステーブルコイン引き出しを捉えるもので、主にクジラや機関投資家の行動を反映しています。オンチェーン分析では、ステーブルコインのアウトフローは市場における待機資金である「ドライパウダー」の減少、すなわち買い圧力の低下を意味します。ドライパウダーとは、投資機会に備えて準備されている未投入資金のことで、暗号資産市場では取引所に滞留するステーブルコインがこれに該当します。このドライパウダーが市場から引き上げられていることは、大口投資家が積極的に買う局面ではないと判断し、資金を安全圏に移している可能性が高いことを示しています。これにより、ビットコインの上昇を支える流動性が後退し、価格上昇の持続性に疑問が生じています。一方で、ステーブルコインのアクティブアドレスは大幅に増加しており、ネットワーク上での利用や送金活動が活発化し、市場参加者自体は増えていることを示しています。この「流動性の減少」と「参加者の増加」という構造的な乖離が、現在の市場の難易度を高めています。

日本市場への影響

本記事は海外の暗号資産市場の動向を扱っており、日本市場への直接的な言及はありません。しかし、ビットコインの価格形成におけるステーブルコインの流動性の重要性を示す内容は、グローバル市場と連動性の高い日本の暗号資産市場にも間接的に影響を及ぼす可能性があります。特に、大口投資家の資金動向がビットコイン価格に与える影響は、日本の投資家にとっても市場分析の重要な要素となります。

元記事

ビットコインの上値を抑える要因──ステーブルコインとドライパウダーの消失が示す市場構造【エックスウィン】

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